この世の中には、周囲に嫌われてしまう人もいれば、尊敬される人も大勢います。地位が高い人やお金をたくさん持っている人が、尊敬されるわけではありません。たとえ地位が低くても、お金をそんなに持っていなくても尊敬される人がいます。ではどのような人が周囲の人から尊敬されているのでしょうか。
尊敬される多くの人は、周りから信頼されている人なのではないでしょうか。いつもいい加減な事ばかりしているようでは周りに信頼してもらうことは出来ません。一度信頼を得ることができたなら、長期的に周囲に愛されることができるでしょうし、尊敬されることになります。周囲の信頼を得るためには打算で人と付き合うような事をせず、全ての人を大切にしなければなりません。
たとえば自分に利益がある人との付き合いは大切にするけれど、一度しか会うことのないような人や利益のない人とは適当に応対するようでは全ての人を大切にしているとはいえません。周りの人は無意識のうちに打算的な付き合いしかしない人として見ています。どんな人にも同じように接する事で、「この人は信頼できる」と周囲に思ってもらうことができるのではないでしょうか。
しかし時には信頼関係が壊れてしまう事があります。その理由の一つになるのが、自分が相手に利用されていると感じた場合です。いくら表面を取り繕っていても、打算で人と付き合うといつかはばれてしまうものです。他人を思いやる気持ちがなければ信頼関係を続けることは無理なのではないでしょうか。
また、いつも自分のメリットの事ばかり考えていても相手に嫌われてしまいます。相手に対して求めるばかりでなく、自分自身も相手にとってのメリットを考えるようにすることで長い付き合いをすることができます。自分も相手も満足できるような関係こそが大切なことなのです。
周囲に信頼尊敬してもらうには、謙虚な気持ちも忘れてはいけません。周囲から嫌われている人は、何か良いことがあったとしても全て自分の手柄にしてしまう傾向があります。逆に自分の実力で事がうまく運んでも「皆さんのおかげで成功する事が出来ました」と感謝の気持ちを表わすほうがいいのではないでしょうか。
人は感謝されると気持ちのいいものです。もし自分が相手に何かをしてあげたとしても感謝されないと不快な思いになってしまいます。いつも感謝してくれる人には、もっと何かをしてあげたいと思う事ができますし、その人に対して信頼感を持つのではないでしょうか。